愛知県産の小麦粉 2026年5月28日




当店の実店舗は愛知県刈谷市にあります。


愛知県と聞くと、自動車産業を思い浮かべる人が多いかもしれません。


けれど、実は愛知県は全国有数の小麦の産地でもあるんです。


2023年の小麦生産量は全国4位クラスで、地元の「うどん・きしめん文化」を支えています。


広い田園地帯では、初夏になると黄金色の「麦畑」の景色が広がります。


何を隠そう、当店の周りも小麦畑に囲まれており、仕事中に窓から見えるその美しい景色に
うっとりすることもしばしば。



当店のすぐ裏手の小麦粉畑


〜米どころでもあり、小麦粉どころでもある〜


愛知県の小麦粉栽培は海部地区や西三河を中心とした平野部で盛んです。


対馬市、愛西市、弥富市、安城市、西尾市、岡崎市、そして一宮市や稲沢市周辺など。


これらの地域では、お米を収穫した後の田んぼを使い、冬から初夏にかけて小麦を育てる「二毛作」が行われてきました。


夏や稲の緑、春は麦の金色。


季節ごとに景色が変わる田園風景は、愛知らしい農業の姿です。


〜愛知生まれの小麦「きぬあかり」〜


愛知県を代表する小麦品種が「きぬあかり」です。


名前の通り、絹のようになめらかな食感と、ほんのり明るい色合いが特徴。


つるりとして、もちもちそれでいてコシが強い。


きしめんや味噌煮込みうどんとの相性が良く、愛知の麺文化を支える存在になっています。





“地元の食文化に合う小麦を作る”


そんな発送から、愛知県農業総合試験場で開発された県オリジナル品種です。


当店で販売中のきぬあかり品種の小麦粉


〜パン向け小麦も育っている〜



もうひとつ注目されているのが、


「ゆめあかり」


こちらはパンや中華麺向けの品種で、ふんわりとしたパン作りに向いています。


最近は、”地元産小麦のパン”を掲げるベーカーリーも増え、愛知県産小麦を使った食パンや焼き菓子を見かける機会も増えてきました。



「ゆめあかり」もお取り扱いしております。


〜名古屋めしを支える小麦〜


味噌煮込みうどん、
きしめん、
台湾まぜそば。


愛知には独特の麺文化があります。





実はその背景には、
「どんな麺にしたいか」
に合わせて改良されてきた小麦の存在があります。


煮込んでも伸びにくい。
コシが残る。
もちっとした食感になる。


そんな特徴を持つ小麦が、
地域の食文化を静かに支えているのです。


普段何気なく食べている麺料理も、少し視点を変えると、”土地の農業”とつながって見えてくるのかもしれません。